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初オンライン企画展!ワイングラスと瓶詰め

kiguuで初めてのオンライン企画展が、いよいよ11月13日から始まります。
タイトルは『ワイングラスと瓶詰め』!
実店舗「工藝 器と道具 SML」での出会いから実現した
作家によるワイングラスの特集です。

こんなにたくさんの作家もののグラスを見比べる機会は
実店舗でもなかなかない!です!
見た目だけでなく、どんな風に選ぶとより楽しくグラスをお使いいただけるか
IMADEYAの白土暁子さんに、「ワイングラスに合うワインの選び方」を伺いました。

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ワイングラスとワインの組み合わせは、
グラスの形状によって舌に当たる場所が異なり、感じる味が違うから
品種などのワインの特徴によって、おすすめのものが変わることはよく知られています。

上の写真 左から
【木下宝】ワイングラス・テルラS
【有永浩太】ワイングラス・bubble
【木下宝】ワイングラス・テルラM
【RITO GLASS・永木卓】ワイングラス・L

ボールが大きくて丸みがあるグラスは、香りや酸味を楽しめます。

「ブルゴーニュグラス」という形に近いので、華やかで渋みが強くない、
例えばピノノワールやガメイなど軽めの赤ワインがおすすめです。
フランス産のワインなどを選んでみてください。

香りを楽しみたいドリンクは、何でも美味しいです!
フルーティな日本酒、ハーブティや中国茶などのノンアルコールも良いですね。

上の写真 左から
【新田佳子】ワイングラス
【新田佳子】ワイングラス
【安土草多】ワイングラス・丸グラス
【平岩愛子】ワイングラス

ステムレスタイプは、カジュアルに使いたいグラスです。
日本有数のワインの産地である山梨を訪ねたとき、
お茶碗でワインを飲んでいる姿を見て、
「あ、こんな風に気軽にワインを楽しんでいいんだ!」と衝撃を受けました。

甲州やマスカット・ベーリーAなど日本の葡萄の品種を使ったワインは
酸味が穏やかなので、和食のおかず、ごはんによく合います。

テーブルコーディネートという側面からも、
高さのない日本の食卓には、ステムレスグラスが合うと思います。

ステムのあるグラスは、割ったらどうしよう‥と緊張感がつきものですが
そんな心配が不要、ワインを日常で楽しんでほしいです。

上の写真 左から
【RITO GLASS・永木卓】ワイングラス・バルーン
【木下宝】ワイングラス・オウムS
【安土草多】ワイングラス

細長い形のカップのグラスは、もっとも汎用性が高いので
迷ったらこの形をひとつ持っていると便利だと思いますよ。

メルロー、カベルネソーヴィニヨンなどボディがしっかりした赤ワイン。
渋みを楽しめる形ですね。
酸味は中程度、中~重めのワインを選ぶとほぼ間違いないでしょう。

シャンパン、ランブルスコなどの赤泡のような味がふくよかなものや、
ヴァイツェン、プレミアムモルツなど、柑橘系の香りのビールも美味しいです。

上の写真 左から
【安土草多】ワイングラス・ストレート
【有永浩太】ワイングラス

直線的なグラスは、ミュスカデ、ソービニヨンブランなど
キリっと、スッキリ、良く冷やした白ワインがよく合いますよ。
苦味を楽しみたいビールにも良いですね。

有永さんのこのグラスは、安定感がある形で好きだなぁ。

上の写真 左から
【花岡央】ワイングラス
【三宅義一】ワイングラス
【石川昌浩】ワイングラス

丸みの小振りなグラスは、甘口ワイン、デザートワインなど、味の強いものによく合います。

食後にちょびちょび吞むような、ブランデー、カルバドス、香りを楽しみたい蒸留酒でも良さそうです。

作家もののグラスのいいところは、
口の部分にマシーンメイドにはない丸みがあるので、口当たりが柔らかいこと。
飲んでいて、自然に口の中に流れ込んでくる感じが心地よく
ガラスの厚みは意外なほど感じないものです。
自宅でワインを飲むときには、リラックスした気分で楽しみたいから
手馴染みがいいことも選ぶときのポイントになりますね。

はじめにお伝えした通り、
グラスの形状によって味が変わることがワインの面白さでもあるので
同じワインを異なるグラスで飲み比べてみるのも、
自分なりの発見があって楽しいですよ。

わたし自身は、グラスでも器でも、何に使いたいかより形が好きなものを買います。
この仕事を始めたころは、いろいろ勉強したい・突き詰めたい!と思って
専門的なものを買いそろえたけれど、
今は、形状を楽しむ、グラスの個性を楽しむ、愛でるというのを大事にしていて。

何よりも、お気に入りのグラスは仕舞い込まずに、
美味しく、楽しく、たくさんワインを飲みたいですね!

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白土さん、ありがとうございました!

ブログを読んで下さった方、企画展でお買い物をしてくださった方にとって、
お気に入りのワイングラスとの出会いの機会になりますように。

瓶詰めについてのブログはこちらです。
ぜひあわせてご覧ください。

第一話 企画スタート!
https://kiguu.net/news/6152b868306ad342abed1b83

第二話 一期一会のフルーツ
https://kiguu.net/news/615d440bedf49f64d2fb867d

第三話 シリーズ名とパッケージが出来るまで
https://kiguu.net/news/6163c42a306ad3468dac820e

第四話 お召し上がり方いろいろ!ペアリングの楽しみ
https://kiguu.net/news/61651f4ac120963da8b751e8

サトウ

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白土暁子
IMADEYA

千葉の酒屋「IMADEYA」にて、イベント企画やワインのバイヤー、飲食店営業などを担当。普段から飲食店の方にも、お酒とそれに合う器を提案している。月に一度は国内の造り手を訪ねたり、様々な地域のレストランに行ったりと各地に足を運び、どこにでもいるとよく言われる。

https://imadeya.co.jp/