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“kiguuのオリジナル瓶詰め” 一期一会のフルーツ

“kiguuの瓶詰め”が出来るまでの物語をお届けする第2弾。
本日は、瓶詰めに使われる果実のご紹介をいたします。

今回発売する瓶詰めは、フルーツのジャムです。
と言っても、ただ甘く、パンに塗るためだけのジャムではありません。

使用する果実の一番良いところをグッと引き出しながら、
そのまま食べることが出来たり、お料理で使ったり、お酒と合わせたり・・と
一度蓋を開けたら、次はどんな風に使おうかと思いを巡らせ、
あっという間に食べ終わってしまう!そんな瓶詰めをお届けしたいと思っています。

今回の企画で一番初めに使用することが決まったのは桃です。
品種は、その名も「おどろき」。

育てられたのは長野県佐久市。
「佐久は豊かな自然も、人の温かさも、文化度の高さも素晴らしい!」と絶賛の千恵さん。
素晴らしい生産者の方達がいらっしゃって、良き未来に繋がる農がここにはあると注目されている産地のひとつです。
その中でも特に千恵さんが足繫く通い、親交を深めていらっしゃる
simeco farmさんの桃を、今回特別に使っていただきました。

驚くほど実が大きく、桃らしからぬ固い果肉からその名がついたと言われる「おどろき」は、
どこか紅茶のような香りを感じる、芳醇な甘みがありながらも綺麗な味わいの白桃です。

割ったときの実は、白い肌がポッと紅潮しているかのような色気を感じます。
しっかりとした果肉は、パキっと、サクッとした歯ごたえが心地よい。
煮崩れしにくい特徴を生かし、カットした果肉がたくさん入っています。
桃の染み入るような瑞々しい甘さを、果物を食べる感覚でお楽しみください。

そんな「おどろき」に、日本最古の柑橘と言われる、希少な「橘(タチバナ)」の
果汁と果皮を加えて後味のスッキリとしたジャムに仕上げました。

続いてご紹介するのは、無花果です。
神奈川県都筑区のベテラン農家さん城田さんが丹精込めて育てられてます。
通常デリケートな無花果は、流通に耐えられるように完熟前に収穫して出荷されるのだそうですが、
千恵さんのアトリエのある中山市のすぐ近くの農家さんということもあり、
一番美味しい完熟のタイミングで出荷されるため、甘さと香りの豊かさが段違い!
千恵さんのジャムづくり、tiesの活動には欠かせないパートナーです。

今回使用する無花果は、無花果の中でも、少し珍しいヨーロッパ原産の緑色の皮をした「バナーネ」。
どことなく、無花果の葉に近い青い香りを感じる、不思議な魅力のある味わいです。
その名の通り、バナナのような強い甘さを生かして、
ジャムとソースの中間のような濃厚な無花果ソースに仕上げました。

エキゾチックな香りのするネパールの胡椒「マリチャペッパー」を合わせて官能的な味わいに。
絶妙な甘さと、スパイシーで柑橘を思わせる爽快な香りのバランスが絶妙です。

試食させていただいたSMLとkiguuのスタッフからは一番人気でした!

3つ目はプルーンです。
「おどろき」と同じ農園simeco farmさんの「ローブドサージェン」を使用しました。
プルーンの中でもハーブのような香りと、甘酸っぱく瑞々しい果肉からは
爽やかさや軽やかさを感じることが出来る品種です。

そこに合わせたのが、同じ佐久市で創業130年の歴史を持つ芙蓉酒造の「クラフトジン」。
6代目蔵元が「ボトルを開けたときに、その土地を想像できる」ことを大切に、
長野県の豊かな自然に自生している植物の中から、自身で選び抜いたた11種類の植物‥
ジンの象徴ジュニパーベリーをはじめ、りんご、熊笹、クロモジ、青味山椒などが使われています。
長野の豊かな水系が生み出す超軟水の伏流水を加えて作られたクラフトジン【YOHAKU】は、芙蓉酒造の新しい試みとして注目を集めています。

「simeco farmの小金澤さんにジャムを試食していただいた際、ハードリカーと合わせたら美味しかった!と感想をいただいて。お酒を加えることをずっと考えていたのですがなかなかいいアイデアが湧かなかったんです。でも【YOHAKU】の存在を知ったときに「これだー!」と最後のピースがはまったような気持ちがしました!」
と、目をキラキラとさせて語ってくだった千恵さん。
ふたつの組み合わせが必然のような、佐久の畑や山々、そこに吹く風や差し込む光を詰めた一瓶です。
最低限の火入れで瑞々しいソースに仕上げました。

次回のブログでは、パッケージデザインのお話です。
どうぞお楽しみに!

サトウ

▽▼▽前回のブログと、続きはこちら!
第一話 “kiguuのオリジナル瓶詰め” 企画スタート!
https://kiguu.net/news/6152b868306ad342abed1b83

第三話“kiguuのオリジナル瓶詰め” シリーズ名とパッケージが出来るまで
https://kiguu.net/news/6163c42a306ad3468dac820e

第四話 “kiguuのオリジナル瓶詰め” お召し上がり方いろいろ!ペアリングの楽しみ
https://kiguu.net/news/61651f4ac120963da8b751e8

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遠藤千恵
神奈川県

料理家、ties主宰。
“身土不二”(人と大地は繋がっている)の考えを大切に、四季折々の野菜が持つ本質的な美味しさと美しさを活かしたケータリング、メニュー開発を中心に活動。土地のストーリー、食材について深く学びながら料理を作ることは、ライフワークの一つにもなっている。
2016年より二十四節気に沿った台所の手仕事を共に行う「手 しごとの会」を主宰。
屋号の “ties(タイズ)” は、食を通じて人と人、人と大地が繋がる結び目でありたいとの思いから。

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